
~ちぐさ東洋だより~
いつもご覧頂有り難うございます。
また、年末年始は私の目の病気での入院で
皆様にご迷惑おかけしました。
手術そのものは成功し、どうにか
失明は免れましたがまだ不自由です。
診察は少しスローペースで再開しました。
さて、正月連休の影響で
7日午後は予約がガラガラ
待ち時間なく診察可能
心療内科の新患も当日予約可能です。
2月10日以降は混み始めました。
早めのご予約お願いします。
当院はマスク着用は継続します。
これまで通りの感染防止体制です。
よろしくお願いします。
診療短縮・休診のお知らせ
2月20日 月曜 午後15時~
3月25日 土曜
**************************************************
オンライン診療のご利用を勧めます
LINEの予約は当日可能13時~20時
1 利便性(時間的・距離的)の向上
2 感染防止
現在来院中の方のみ対応
院長が可能と認めた方
お薬は
① 処方箋を近くの薬局にFAXし
そちらで薬を受け取る
② いつもの薬局で薬を受け取る
待ち時間最短です
③ いつもの薬局より郵送
料金は若干お安くなる場合があります。
4週間を越える長期処方の方では
こちらをお願いすることがあります。
オンライン対応時間
2月から
月・火・木・金
13時~20時
水曜
10時~12時
日曜
18時~20時
オンライン診療のやり方
LINEドクターをオススメします。
Googleミートも対応可能
《公式版》ちぐさ東洋クリニック
内科・アレルギー科
漢方(内科・皮膚科・小児科・婦人科)
※当院は精神科を標榜していません。
希死念慮のある方は精神科へ。
院内感染防止のため
発熱・頭痛・咽の痛み等のある方は
初診・再診ともにご自宅からご連絡の上
ご来院ください。
【電話対応時間】
月・火・木・金 9時15分~17時30分
水 14時15分~18時00分
土 9時00分~12時00分
予約電話 0985-82-8000
初診・再診ともに必ず電話して下さい
当院の初診予約電話の前に必ずお読み下さい。
①~⑬について納得の上お電話下さい。
心療内科は内科の領域で精神科ではありません
希死念慮のある方は診察出来ません。
精神科治療中の方は主治医の紹介状が必要です
① 当院は次の場合は診察できません
自殺念慮・未遂のある方(精神科へ)
小児の急性疾患(小児科へ)
処置の必要な皮膚科・婦人科疾患
小児の予防接種
精神科初診までのつなぎ診療
旅行中の方の診察
3ヶ月以上の診療継続できない方
(風邪などの感染症は除く)
検査や診断のみで治療を求めない方
他院より処方されている薬の代理処方
(鎮痛剤・睡眠導入剤は依存の可能性有り)
漢方薬局と同じ処方の保険での処方
(最初から当院へおいで下さい)
ネット・テレビ・新聞等で出た漢方希望
以下の問題は医療では解決できません
ご相談は専門家まで
不貞・不倫問題 → 弁護士 家裁
相続トラブル → 弁護士
金銭トラブル → 弁護士 銀行
パワハラ等 → 労働基準監督署
近隣トラブル → 弁護士 警察 市役所
15歳以上で本人が予約してこない場合
自立支援医療を利用したい方
② 当院では書けない診断書・書類
ⅰ 猟銃免許・理容業等(精神疾患の否定)
ⅱ 既に自己判断で休まれている方が
精神的ストレス仕事に行けない診断
パワハラの診断書
裁判に提出される診断書
(労働問題・離婚問題・精神的ストレス)
③ 当院は予約優先 早く来ても予約時間です
電話無しでの来院はご遠慮下さい
15歳以上初診は本人の意思確認が必要
④ 感染の抗原検査は現在加療中の方と家族
現在PCR対応せず
⑤ 来院時間と予約時間は違います
初診 診察予定の1時間前
再診 診察予定の15分前
初診 カルテ作成、身体測定、予診等
初診時の問診表はA4で5枚以上
再診の方で検査のある方は15分前まで
キャンセルの多い方は予約禁
⑥ オンライン診療は再診で病状安定している方
対面→オンライ→オンライン→対面
⑦ 転出の為の紹介状は1週間以上かかります
時期・場所・近い駅名を教えて下さい
⑧ 一般内科診療のみはカウンセリング無し
診療時間は短時間です
お忙しい方にはオススメします
⑨ 発熱等の相談もかかりつけの方と家族
来院前に必ず電話で時間予約を
駐車場で診察します
⑩ 治療中は定期的な検査は必須です
副作用発見のためです。
検査拒否の方は漢方薬局をオススメ
漢方でも副作用があります。
無症状でも発生しますので
3ヶ月毎の採血をお願いします。
⑪ 来院が困難な再診の方はオンライン利用を
初診は医療相談となる場合が多いです。
再診の方につては
*遠隔地の方 診察時間内に来院困難な方
⑫ 20歳未満の方の初診扱い
保護者または委任を受けた成人の親族
法律上の代理人、付添い者として病院が
認めた方などの付添いが必要です。
それが難しい場合は
児童相談所へ相談して下さい。
当院の方針として
-
中学生以下の方は保護者
(または委任を受けた成人の親族、
法律上の代理人)の付添いが必要です。 -
中学卒業後の15歳から20歳になるまでの方
(結婚している人は除きます)については-
受診することを保護者が知っているか
確認させていただきます。 -
保護者が知らなければ、診療を受けて
頂くことができません。 -
診療後、保護者への報告を本人に行って もらうよう依頼します。
-
重要な意思決定は職員から保護者に 連絡します。
-
付添いが必要な理由
-
病状、既往歴、治療中の病気やケガ、 服用している薬の内容、各種のアレルギー 必要な医療情報を的確に確認するため。
-
検査や処置のリスク、処方の副作用などに ついて適切に理解し判断していただくため。
-
未成年者は、法的には保護者の同意がない ときちんとした契約ができないため。
(保護者の同意のない契約は、 取り消すことができるとされています)
緊急時
(すぐに適切な処置を行わないと重大な後遺症 や生命の危険があると担当医が判断する時) には保護者のご承諾なしに診断し、 治療を開始いたします。
-
やむを得ず付き添えない場合には 電話での「診療の確認」「説明の同意」 などをお願いすることがありますので 必ず連絡が取れる状態にしておいてください。
-
連絡が取れ分後ない場合や、診療内容に よっては院長の判断により、後日改めて 付添って来院していただくこともあります。
ご不便をおかけすることもあるかと思いますが、 安全・安心な医療提供の取り組みのためご理解と ご協力のほどお願い申し上げます。
⑬ 医療相談とセカンドオピニオンは保険外です
当院での治療継続希望の方は保険診療
保険診療にならない場合
ⅰ 家族が癌で漢方治療できるかの相談
→ 医療相談(15分 5000円以上)
ⅱ 他院の治療内容に意見が欲しい
→ セカンドオピニオン
(30分 25000円以上)
院長 川越宏文
内科認定医 漢方専門医
医学博士(東京女子医大)
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心療内科初診再開
心療内科 初診枠 12時~13時30分
月・火・木・金
06日 月曜 10時~13時 待ち時間無し
14時~15時 待ち時間無し
15時~18時は臨時休診
07日 火曜 11時~13時 待ち時間無し
15時~最後 待ち時間無し
08日 水曜 16時台 空きあり
09日 木曜 11時~13時 空きあり
14時~15時 空きあり
10日 金曜 12時~13時 空きあり
午後 空き無し
11日 土曜 休日
13日 月曜 11時~13時 空きあり
15時~最後 空きあり
14日 火曜 12時~13時 空きあり
14時~17時 空きあり
15日 水曜 空き無し
16日 木曜 空き無し
17日 金曜 午前空き無し
16時~17時 空きあり
18日 土曜 空き無し
20日 月曜 空き僅か
(眼科受診の為)
21日 火曜 午前空き無し
15時30分 空きあり
22日 水曜 16時~17時 空き僅か
23日 木曜 休日
24日 金曜 15時~最後 空きあり
25日 土曜 空き無し
27日 月曜 ガラガラ
28日 火曜 ガラガラ
********************
・・こんな方は当院へ・・
《健診後の不安・不満》
症状はあるが検査で異常なし
症状はないが健診で異常を指摘された
《生活習慣病》
高血圧・糖尿病・頭痛・風邪・食欲不振
過敏性腸症候群・咳が止まらない・胃痛
健康診断・膠原病・慢性呼吸器疾患
慢性疲労症候群(厚生省研究班)
線維筋痛症
《女性》の病気
学校や仕事の悩み人間関係等
不妊・冷え・更年期・月経困難
疲労・頭痛・むくみ・ダイエット
介護や子育て等の精神的な悩み
《子ども》の病気
不登校・疲労・くりかえす風邪
アトピー性皮膚炎・昼夜の逆転
チック・夜尿症・喘息
気むずかしい・落ち着きがない
《アレルギー疾患》
花粉症・喘息・アトピー性皮膚炎
《高齢者》の病気
認知・膝痛・肩痛・腰痛・倦怠感
虚弱・夜間頻尿・不眠・咳嗽
《こころ》の疲れ
仕事・体・ストレス等
※心療内科は完全予約で人数制限
(半日2名 水曜・土曜は不可)
※心療内科と精神科との違い
予約電話の前に先ずお読み下さい
心療内科は軽症の精神科ではないです
希死念慮・自殺未遂のある方
薬物中毒・パワハラ問題等は精神科へ
精神科の予約が時間がかかるから
その間のつなぎ診察は問題外です。
当院は精神科の代理機関ではないです。
当院受診の方は
ご納得の上ご来院下さい
電話での予約対応時間
月曜 09時15分~17時15分
火曜 09時15分~17時15分
水曜 13時00分~18時00分
木曜 09時15分~17時15分
金曜 09時15分~17時15分
土曜 09時00分~12時00分
コンセプト
内科+漢方+α=ちぐさ東洋クリニック
ちぐさ東洋クリニックって・・・
1 内科(内科認定医)の診療所
2 漢方治療(漢方専門医)が得意な院長
30年間の日本のトップ漢方医として活躍
(東京時代は予約は最長2年待ち、平均で6ヶ月待ち)
3 裏技もあります
4 心と身体を同時に治療可能 5 健康保険でお財布に優しい漢方治療
********************************************************
初診希望の方
当院に初診希望の方はこの問診を記載していただきご来院下さい。
高血圧
ダイエット
子宝外来
不登校・虚弱
再診用
初診時問診表の説明
診察の入り口から椅子に座るまで
当院院長の診察の極意解説→

川越宏文(かわごえ・ひろふみ)
日本内科学会認定医
日本東洋医学会漢方専門医
医学博士(東京女子医大)
東京時代の役職・業績
東京女子医大付属東洋医学研究所元講師
日本東洋医学会東京都部会元副会長
漢方専門医試験参考問題集・編集委員(第一版)
漢方専門医問題作成委員
広報担当委員長(現ホームページ作成)
役職多数・代議員・参事
厚生省慢性疲労症候群研究班
厚労省長寿科学研究班
カトリック幼稚園 西池小学校 宮大付中
宮崎西高普通科



よくある質問
仕事に行けていないので
職場から「診断書を書いてもらえ」といわれた
心療内科で診察して診断書を書いて欲しい
残念ですが、当院は内科です
心療内科は内科であり
軽症の精神科ではありません。
診断書は内科な病気があった場合に作成します。
人間関係等のトラブルは精神科です。
さらに
すでに自己判断で出勤していない方は
診察前の時点の診断は法律違反となります。
ただし、仕事を休む以前から当院で治療し
休養が必要と診断した方は診断書作成可能。
休む前に来院して下さい。
漢方は健康保険は使えます。
粉薬だけでなく、錠剤・カプセルもあります。
ただし、
漢方薬局や他のクリニックから漢方薬を
処方中の方は紹介状持参のみ診察
漢方治療を希望された場合は最初に当院へ
私の漢方の治療歴
昭和63年に久留米大学を卒業して
初期研修は宮医大の第1内科で受けました。
卒業7年目からは
東京女子医大附属東洋医学研究所で
スタッフとして勤務しました。
当時珍しい大学病院の漢方研究所で、
一流の医師から直接指導を受けて、
数年後は指導する立場となりました。
また、厚生省の慢性疲労症候群の研究班や
発汗学会など漢方以外の学会でも活動。
女子医大から「冷え」の研究で
医学博士を頂きました。
東洋医学会の東京都部会副会長を長く務め
こちらではお会いすることが出来ない方達の
診察を通じて医師以外の仕事もしていました。
初心忘れることなく
日々の診察に従事していきます。
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※口ゴミサイト・医療情報サイト編集者へ
当院の医療情報は当院に帰属します。
当院の医療情報を当院に許可なく
無断で転載しないこと。
窃盗罪で告訴しています。
当院の医療情報を商業目的に用いないこと。
当院の医療情報の誤った記載は
偽計業務妨害罪での告訴対象です・
宮﨑県が関与する『みやざき医療ナビ』もだめです。
その他のサイトでも誤記載があります。
当院は大変迷惑しています。
標榜科目が違う
当院の標榜科目は
婦人科・小児科・皮膚科・精神科
ではなく
内科・漢方内科・アレルギー科・心療内科
漢方皮膚科・漢方小児科・漢方婦人科です
場所が違う
2020年に千草町から大坪東に移転しています。
誤情報で初診の方が迷われています。
この公式ホームページは毎日更新しています。
診療に関する情報も毎日更新しています。
御社サイトでの情報も日々のアップデイトが必要
そうされないと不実記載となりますので。。。
+++++++++++++++++++++++++++++++++
当院は伝統的漢方診療スタイルに
現代医学を組み合わせています
特に腹診・背診・脈診は日本漢方の基本です
① 病状に関係なく、胸・腹・脈を触れます
② 舌の苔は取らずに来院して下さい
③ 毎回看護師による予診を行います
④ 間質性肺炎発見のため聴診します
⑤ 副作用早期発見のため採血をします
それを望まない方は他院へどうぞ
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《コロナ罹患後症状の診察はお任せ下さい》
しっかりと
ロングコビット(コロナ後遺症)の治療します。
この病気と慢性疲労症候群は類似しています。
私は東京女子医大で厚生省慢性疲労症候群研究班
として多くの臨床経験を積みました。この病気の
疲労感やブレインフォグの漢方治療はマニュアル
漢方では無理です。オーダーメイド漢方が必要。
この病気はいろんな臓器にまたがるため
縦割り臓器別対応では難しいです。
「盲人像をなでる」状態になります。
【当院のロングコビット治療戦略】
1 様々な症状・症候を総合的に診断・評価
2 問題点を整理し更に必要な検査の計画を立てる
3 当院で対応困難症候は専門医にコンサルトする
4 総合評価に基づき治療計画を提示する
5 医師・患者が納得の上、治療を開始する

《オンライン診療って・・何?》
どんな方に向いているか
1 遠くから来られている方
2 診察時間内の来院が困難な方
3 長期処方を希望されている方
4 病気理由で来院が困難(不登校)
料金はどうなるの
実は対面診療よりも
【安くなる】ことが多いです
お支払いは
システムによって異なります。
当院では
1 LINEドクター
2 Gmailの会議機能
お薬はどうなるの
1 お近くの薬局に処方箋を送って
FAXすることも可能
2 いつもの薬局からの郵送も可能
準備するモノは
スマホ または パソコン
(パソコンはカメラとマイクが必要)
健康保険証・クレジットカード
オンライン診療同意書(上のタグ)
予約方法は?
電話で診察予約をお取り下さい。
予約可能時間
月・火・木・金
18時~21時(対面診察後の時間)
※初診希望の方は必ず熟読の上、ご予約下さい。
【当院の治療適応について】
+++当院の守備範囲+++
《健診後の不安・不満》
症状はあるが検査で異常なし
症状はないが健診で異常を指摘された
《生活習慣病》
高血圧・糖尿病・頭痛・風邪・食欲不振
過敏性腸症候群・咳が止まらない・胃痛
健康診断・膠原病・慢性呼吸器疾患
慢性疲労症候群(厚生省研究班)
線維筋痛症
《女性》の病気
学校や仕事の悩み人間関係等
不妊・冷え・更年期・月経困難
疲労・頭痛・むくみ・ダイエット
介護や子育て等の精神的な悩み
《子ども》の病気
不登校・疲労・くりかえす風邪
アトピー性皮膚炎・昼夜の逆転
チック・夜尿症・喘息
気むずかしい・落ち着きがない
《アレルギー疾患》
花粉症・喘息・アトピー性皮膚炎
《高齢者》の病気
認知・膝痛・肩痛・腰痛・倦怠感
虚弱・夜間頻尿・不眠・咳嗽
《こころ》の疲れ
仕事・体・ストレス等
※心療内科は完全予約で人数制限
(半日2名 水曜・土曜は不可)
※心療内科と精神科との違い
予約電話の前に先ずお読み下さい
心療内科は軽症の精神科ではないです
希死念慮・自殺未遂のある方
薬物中毒・パワハラ問題等は精神科へ
精神科の予約が時間がかかるから
その間のつなぎ診察は問題外です。
当院は精神科の代理機関ではないです。
++++診断書・紹介状等について++++
→ 当院では作成困難
② 当院来院時に仕事をいき体調不良の場合
→ 院長が休養が必要と認め
翌日から仕事を休む場合は診断可能
③ パワハラの診断書は当院では対応困難
+++++++++++++++++++++++++++++++++
当院で可能な特殊治療(自由診療)
鍼灸・刺絡・プラセンタ注射・点滴外来
+++++++++++++++++++++++++++++++++
当院で購入可能なサプリ・入浴剤
海玉膏
(体力低下)
マルチビタミン+ミネラル
(体力低下)
還元型コエンザイムQ10
(疲労回復・やる気)
【冷え症の方】
ウチダの浴剤(冷え症・皮膚)
エクエル(更年期障害・ばね指)
【子宝外来】
葉酸サプリ・ヘム鉄
【なりすまし問い合わせ発生のため】
電話やメールでの問い合わせ
本人確認が困難の場合はお断りします。
なお、緊急と認められる場合は除きます
本人からの同意書と電話
本人の立ち会いが必要です


患者各位 大事なお話
数ある医療施設の中より当院をお選び頂有り難うございます。
開院以来多くの患者様にご来院を感謝しています。当院は伝統的漢方医療の診察と治療をしていますが、
その治療中に予想外の症状が出たり検査異常が見つけることがあります。そのような場合はご遠慮なくお電話下さい。漢方薬を暫くお休みされるよう勧めることもあります。
漢方にも副作用があります。
また、当院以外の漢方との併用は大変危険です。
当院は漢方薬を無理にお勧めしません。その場合は別の治療をお勧めします。
本当は怖い「冷え」の話
ちぐさ東洋クリニック
院長・医学博士 川越宏文
今、どうして漢方か?
現在でもなお日本の標準的な治療は西洋医学です。明治維新以来、日本政府は富国強兵作政策の一環として西洋医学を積極的に取り入れました。その結果として国民の平均寿命等が伸び、健康状態が改善されました。一方室町時代後期に本格的に日本に導入された漢方医学は、「西洋医学を修得したものに対して医師国家試験の受験資格を与える」という明治政府の太政官令によって歴史の隅に追いやられました。西洋医学のめざましい発展のために漢方医学は絶滅の危機に追いやられたわけですが、それを救ったのが一部の医師や薬剤師でした。
漢方医学の再評価のきっかけ
漢方医学が再び歴史の表舞台に登場したきっかけの一つは、西洋薬の重篤な副作用問題です。西洋医学で用いられる薬剤の原料の多くは石油です。石油を化学合成して天然物にはない化学構造の化け物に作り替え、天然物よりも遙かに高濃度・純度の高いもの製造し、それを人体に投与するわけです。感染症をはじめ多くの疾患の治療で大きな福音がもたらされました。しかし一方、サリドマイド事件のような悲劇が起こされました。睡眠導入剤であった薬剤を妊婦が服用することによって上肢の短い新生児が生まれたのです。また、抗生剤は耐性菌との「いたちごっこ」であり、国民が合成薬に対する不安・不信が増大し、より自然に近い、しかも数千年という歴史を持った漢方薬に対する期待が高まりました。今から30年以上前に伝統医学の中で育まれた薬剤である漢方薬が健康保険で使用可能になりました。その後、徐々に漢方医学は現代医学の中に広がりを見せました。大学病院でも漢方医学を主に行うセクションが数カ所作られました。比較的早期から漢方外来を開始したのは、東京大学・千葉大学、その後、富山医科薬科大学、近畿大学、そして私が所属した東京女子医科大学も今から30年前に設立されました。私は平成6年から12年間、漢方漬けの生活をするとともに日本のトップクラスの西洋医学の先生方と間近でおつきあいすることができました。
私の中で漢方事始め
実は大学を卒業してこちらの内科の医局に入局し腎臓内科医をめざしていました。K総合病院で透析の担当医をしていた時、週三回お会いする患者様たちの様々な訴えを毎日耳にします。その一つ一つに何か良い方法は無いか調べていきました。大変苦労したのが空咳です。透析中だけでなく、咳のために眠れないことも。鎮咳剤・うがい薬・その他・・・。ありとあらゆる標準的な正しい(?)治療法を行っても全く反応がありません。その時、偶々「麦門冬湯」という漢方薬が目にとまりました。ダメもとで処方した薬がピタリと効きました。しかし、当時のM大の雰囲気は漢方を許容しないどころが「何か変な薬を処方している」と陰口をたたかれていました。私は本当にやりたい医学に出会いました。そしてどうにかM大を退局し女子医大に移りました。東京での生活は決して楽ではありませんでしたが、私を拾っていただき育てていただいた東京女子医大付属東洋医学研究所の代田文彦教授はじめ各科の教授、スタッフ、日本東洋医学会の仲間には大変感謝しております。
いくつかの研究テーマ
東京では、いくつかの研究テーマを持って仕事をしました。1)東洋医学教育の方法論の確立、2)厚労省の慢性疲労症候群研究班での臨床研究、3)冷えに関する定義と診断および治療法確立という基礎から臨床研究が主なテーマでした。1)についてはかなり早い時期に研究開始しPRIORITYは取れました。3)についても25年ほど前から手がけており、現在の「冷え」ブームを作り出しました。
冷えの分類
全身型 カラダ全体が冷えている。
上熱下寒型 上半身はのぼせて、下半身は冷えている。
末梢型 脚だけ、もしくは手足だけが冷えている。
内臓型 体の中心(中心体温の部分)が冷えている
冷えの原因
エネルギー不足・熱源不足・体温分布の偏り・食生活衣生活の問題・瘀血
(甲状腺機能低下等の内分泌異常・動脈硬化・呼吸器疾患・膠原病・神経疾患・悪性疾患)
治療法
冷やさない工夫/温める工夫/食事指導/衣生活始動/運動指導/塗り薬/漢方薬
冷えを治すか、冷えで治すか
漢方は冷えに効くとされます。だから、冷えの治療には漢方という事は少しずつ広がりつつあります。
しかし、実はそれよりも大事なことは様々な難治性疾患の置くに隠れた「冷え」に気づき、それをターゲットとし治療を組み立て、その結果カラダ全体のバランスをとること。その方が漢方治療のレベルをより上げと私は信じていています。
「冷え」に着目して治療できる病気
月経困難症・月経前緊張症・更年期障害・不妊・アトピー性皮膚炎・じんましん・乾癬
下痢・便秘・腹痛・頻尿・腰痛・肩関節痛・肩こり・神経痛・高血圧・糖尿病・頭痛
喘息・気管支炎・プロンコレア・慢性咳嗽・慢性疲労・うつ・不眠・不登校・ひきこもり
「冷え」に着目して症状軽減した症例のほんのごく一部の症例
16歳 女子高生 38度~39度の発熱が半年間続く。そのため、学校に行けない。
県立某病院の精査で診断つかず、某国立大学医学部でPET検査を受け扁桃腺に集積があり、扁桃摘出。
術後も発熱持続するため、当院受診。あと何日か休むと留年します。
70歳代 女性 30年間ずっと下痢が続いています。
都内の主な大学、基幹病院でいろんな検査を受けました。どこでも異常は無いといわれました。
とても寒がりです。夏でも厚い靴下をはき、ショーツは2枚、シャツも長袖です。
皮膚には尋常性乾癬があります。それも治らない病気と云われました。
43歳 女性 不妊症でズーと治療しています。国内の様々な専門施設に行きましたが・・・。
いまも某作家が治療した都内で有名なクリニックに通っています。
70歳代 男性 膀胱癌のため、国立がんセンターで手術を受けました。
排便時に下腹部の激痛があります。担当医も原因がわからず困っています。
70歳代 男性 お腹が痛い。某国立大学病院、県立某病院、某総合病院で内視鏡検査をしたけど
どこも悪くないと云われます。夜も眠れません。
80歳代 男性 夜痒くて眠れません。某国立大学病院でも塗り薬を塗れば少し楽になりますが。
人の前に腕を出すのが恥ずかしい。とにかく眠れる薬が欲しい。
川越宏文
ちぐさ東洋クリニック 院長・医学博士・漢方専門医・内科認定医
内科・心療内科・アレルギー科・漢方皮膚科・漢方婦人科・漢方小児科
TEL 0985-82-8000 FAX 0985-82-8001